どんどん彼女のお腹は大きくなった。 体調が悪く、動けない日もあったりして、そんな日は口喧嘩してしまう。 「ダメだよマコアくん、大きな声だしちゃ」 ・・・! 彼女の「ダメだよ」に本当に弱い。 あぁごめん、とお腹を撫でる。 ふと、ナニがリリアナのお…
季節は過ぎてスラニにも冬の気配が近づいてきた。 ナニのお願いごとは、しばらくしてようやく彼女に言えた。 彼女は驚いた顔をした後、嬉しそうに笑った。 「ナニちゃんが・・・?」 「そっか・・・」 そして少しだけ表情が曇る。 いいのかな、そう思ってい…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。