MAKOA(3)

彼女はいつも笑っている。俺が海岸につくと笑顔で駆け寄ってくる。

小さい子供みたいだ。

手を広げると全身で飛び込んで腕の中におさまる

こんな気持ちを何ていうのだろう。

そうだな。

 

伝えたいけれど、言えない。

 

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「ほら濡れるゾ、、、。」

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はしゃいだりダンスしたり、彼女といると初めてが増えていく。

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彼女と出会ってどれくらいたっただろうか。

あいかわらず今日も俺は海岸にいる。

波の音を聞きながら昨夜のことを思い出す。

 

「マコア、なんでそんな格好してるの?仕事中なにしてるの?」

毎日聞かれている。

「いつもと変わらないよ。仕事?今まで俺の仕事のことなんて聞いてきたこともなかったのになんで?」

「あなた最近おかしいわよ!」

そして変わらない俺にまた今日も怒りをぶつけてくる。

ナニ、ナニ。泣くな。ごめん。

 

殴られた右頬 ナニの顔

 

俺はどうなってるんだろうな、、、自分でもわからない