MAKOA(4)
「マコア君、もう帰らなきゃだね。」
「・・・そうだな。」
「今日も来てくれてありがとう・・」
「あぁ」
「夕日が綺麗。あっ今日も靴濡れちゃったー!歩くのはだいぶ慣れたけど靴ってほんと難しいね!」
そうだ、彼女は人魚だった。
俺に家族がいること、彼女は人魚だってこと。
ずっと忘れたままでいれる場所はどこにもなかった。
「マコア君、もう帰らなきゃだね。」
「・・・そうだな。」
「今日も来てくれてありがとう・・」
「あぁ」
「夕日が綺麗。あっ今日も靴濡れちゃったー!歩くのはだいぶ慣れたけど靴ってほんと難しいね!」
そうだ、彼女は人魚だった。
俺に家族がいること、彼女は人魚だってこと。
ずっと忘れたままでいれる場所はどこにもなかった。