魔法使いになりたい(1)
ようやく、辿り着いた。
深い森。ここにいるはず・・・
見上げた先にはと小さなツリーハウスがあった。ゆっくり階段をのぼってゆく。
緊張する。ふぅーっと深呼吸をしてドアを叩く。
コンコン。
「ニャッ!!!」
ビクーッ!!!!!
この猫ちゃん、、、本物?
あぁ誰も出てこないし、心が折れた。帰ろ。
魔法使いなんて、ほんとにいるわけない。でも・・・
「なんか用?」
「えっ?」
振り返ると赤いジャケットを着た綺麗な顔立ちの、男・・・の人?が立っていた。
この人が魔法使い?
「あ、あの、私、、、、、、、魔法使いになりたいんです!」
「でしょうね。」
「え?」
「悪いけどさ、多いんだよね、そうゆうの。俺そんな暇ないんだよね。だから・・・」
「分かりました。帰ります。では。」
「ええっ!?」
「3人の賢者がいると聞きました。他をあたります。」
「ちょっ!ちょっと待てよ。」(キムタク風)
「いっやー、君、ラッキーだわ。」
「ちょうど今、暇になった。いや厳密には暇ではない。ないんだけど、君に魔法を教えてあげよう。どうかな?住み込みで?洗濯できる?夜の方はどんなのが好き?料理は?あ、アイロン上手い?そこ大事だよねー!」
・・・めっちゃ喋るやん。イメージと違うやん。ド下ネタ入ってなかったか?
「あー・・・」
・・・・・・・・・
「ごめんなさい。帰ります。」
「ちょい待ち。」
「やぁぁぁぁぁぁ何するんですかっ!?」
「訴えますよ!放せぇぇぇ」
「ほら下見て。お皿落ちてる。いやーラッキーだね、1つ目の仕事見つけたね。」
「放せぇぇぇぇぇぇ」
「ほら、あそこ、お嬢ちゃん。」
「なんですか!?」
「あそこに目が見えないかい?」
「あわわわ、ほんとだ・・・」
「あれはここに住むドラゴンの目、知らない者が森に入るのをものすごく嫌うんだ。」
「お嬢ちゃんのこと、ずうっと着けていたんだ。」
ぞくっ!
「・・・・・怖いです。」
「そうだろう、そうだろう。実はね、僕はドラゴンと仲がいいんだ。僕の弟子だと言えば納得して取って食ったりはしない。よーし、じゃあ決まりだね。帰ろうか。」
「か、帰る?」
「僕の家に、ね。色々とよろしくね、お嬢ちゃん♡」
「えぇぇぇぇぇ」
・・・・とりあえず弟子入りに成功した?のか?
そして続くのか・・・(1)とかしたけども。
この髪型が可愛すぎて!!!前髪カールしてるの好きー!
上唇って難しい。綺麗なお山ができない・・・!
スキン、眉毛、コンタクト、リップをあてがわれた先生。
最近クレイヘア?粘土髪が気になる