それから

2人で挙げた式だったけど、外に出たら帰ったはずのナニの姿があった。

「ナニちゃん・・!」

セレニティーは駆け寄った。

 

この2人、自然にハグをしている。

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ナニの顔は嬉しそうだった。

俺なら彼女のことを受け入れられたかな?彼女だってナニを受け入れられるか?

 

2人には一生適いそうもない。

 

 

ナニはちょくちょく家に遊びにくるようになった。

学校の帰りに寄って帰るのがいつものパターンだ。よく宿題をセレニティーが見ているけれど、教えているのか教えられているのか、、、そんな2人を見ているのが好きだ。

日が暮れる前に俺がリリアナのところまで送っている。

最近ようやくリリアナと会話できるようになった。話すのはナニの進路のことばかりだけれど。

もうすぐナニもティーンになる。時が経つのは早い。

 

「お父さん、あのさ、、ナニお願いがあるんだぁ」

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「なんだ?街には連れて行っちゃダメってリリアナに言われてるからダメだ。」

「違うよー!!ナニ、きょうだいが欲しい!!」

 

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「はっ・・・!?!?!?!?」

「ねぇお父さん、ナニ弟か妹が欲しいなぁ~!」

「ちょ、ちょっと待てナニ・・え?!」

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「それって、、、お父さんとセレニティー・・・」

「うんうん!!」

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「いやぁ・・・・えぇ・・・・・」

 

 

「ナニ、一緒に遊んだりしたい!」f:id:PONchang:20190908225723p:plain

「絶対楽しいもん~!」

「お姉ちゃんにもお願いしにいこっ」

「あぁ~!待て待て!」

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「わかった。お姉ちゃんには俺からちゃんと言っておく。」

「絶対だよ!いつ生まれる?来週?来月?」

「そんな早くは無理だ・・・💦」

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「ナニ楽しみだなぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

子供か、、、考えたこともなかった。